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2010年11月11日 (木)

テクノ293全日本選手権2010・梅園カップ - レポート・成績表 

1回テクノ293全日本選手権2010年11月6-7日、大分県国東市安岐町の塩屋海岸を会場に開催され、競技委員(レースオフィサー)として参加した。
テクノ293クラス(Techno293)は、本年8月シンガポールで開催された第1YOG(Youth Olympic Games)のセーリング競技(2種目)にバイトCII クラス(シングルハンド艇)とともに選択されたウインドサーフィンである(フランスBIC社製)。
結論的には、今回の全日本選手権は大成功であったと言える。その最たる要因は本年で13回を迎える国東半島セーリング大会『梅園カップ』を文字通り主催されてきた国東市の物心両面からの強力なバックアップに尽きる。この歴史ある梅園カップに、従前からの日本最高峰のボードセーリング大会であるJPWAプロアマオープン・ジャパンツアー・アップウインドシリーズ」に加え、クルーザーレースである「第2回むさしオータムレガッタ」、当「テクノ293全日本選手権」をジョイントさせたことにより、行政、市民、選手、セーリングファンが一体となった記念すべき一大イベントとなった。

関連記事:2010-09-22 「テクノ293全日本選手権・梅園カップ」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/293-2171.html

会場・レース海面

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レース会場は国東市安岐町塩屋海岸、海岸の砂浜からは左側に大分空港と離着陸用の誘導路灯、右側に小高い岬を臨むレース海面が一望でき、まさに風光とレース観戦を同時に楽しめる類い希な美しいシチュエーションであった。このため会場には多くの一般市民、アマチュアカメラマンが詰め掛け、地元FM78.9の美人アナウンサー恵美さんの司会のもと選手、観客が一体となってこのイベントを盛り上げていた。
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レース状況
      
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日目: 開会式のあと、この大会の特徴としてUnder17Under15Under13の若い選手が多く参加していることもあり、レース委員会による入念なスキッパーズ・ミーティングが実施された。1100に予定されたレースは軽風のため延期され、3.5m(風向80°)になった1400に第1レースがスタートし、引き続き第2レースが実施された。両レースを帆走指示書で指示したタイム・リミット50分、目標時間30-35分に完了し、かつ1艇もDNFを出さなかった(2日目も)レース委員会の手腕は見事としか言いようがない。

2日目: 1日目と同様朝方は軽風が懸念されたが、レース委員会は帆走指示書どおりに行動、レースボードには30分遅れの出艇指示('D'eparture旗使用)、1035に第3レーススタート(風速18m、風向270°)、弱風のためレース終了後一旦陸への帰着指示。約40分のランチタイムの後、再び出艇指示。その後風速が徐々に強まり4.5mまであがり、第4レースが終了。第5レースのスタートは、最終レース時刻として予定していた1400を超える懸念があったが、コンディションが益々良いこと、5レースを完了すれば1レースが除外できる、との強い要請がレース委員会からあり、実行委員会の決断のもと14:05に第5レースをスタートさせた。これまた選手の意向を汲み、心持をおもんばかったレース委員会の強い意思の表れであり、その熱意には頭の下がる想いであった。    
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レース結果

参加艇数: 28艇(全国各水域から)
シリーズ: 2日間8レースを予定し、軽風/順風の中5レースを完了。
コース: 風上/風下4レグコース。
レース方式: Under13を除き、Over AgeUnder17Under15は同一コース、同時スタートとし、各クラスの成績は全クラスの順位から各々を抽出する方式を採用。特筆すべきは、全クラスで(Over Ageも)優勝した三石真衣選手(女性)、また大学生を中心としたOver Ageクラスが上位を占める中、13位でUnder17優勝の原百花選手(女性)、18位でUnder15優勝の穴見知典選手、に代表される女性およびUnderセーラーの健闘であった。

ウエルカム・パーティー
初日の夜、「梅園の里」(国東市が経営する天文台を備え、温泉が湧く保養施設、選手の宿舎にもなっている)において、3大会合同のウエルカム・パーティが実施された(超満席)。80歳を超えるオールドセーラーから、スーパー・キッズというクラスにエントリーしている6歳のちびっ子サーファーまでが一堂に会し、満天の星を仰ぎながら和気あいあい。写真にもある子どもたちのダンスが市民レガッタの象徴であろう。
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編集者が写っている右端の写真(瀧川選手の母君撮影)、後列真ん中の瀧川絵梨佳選手(高校生)と帽子の高橋良典選手(大学生)以外の6名は大分大学医学部ボードセーリング部TeamDRの諸君・諸嬢です。老後のことを考えてご挨拶しておきました。それにしてもこのような美しい女医さんに診てもらったら、病は吹っ飛んでいきそうです、それとも???

レース成績(参加艇数28
総合
「293.pdf」をダウンロード Over Age「oa.pdf」をダウンロード  Under17「u17.pdf」をダウンロード  Under15「u15.pdf」をダウンロード  Under13「u13.pdf」をダウンロード
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総括
 
テクノ293クラス自体の浸透不足また日程調整のハンディキャップがあり、参加選手数が予測を下回ったのは少々残念ではあるが、それを補って余りある盛大な日本選手権大会であった。

日本セーリング連盟からは日本ウインドサーフィン連盟理事長(石原智央氏)、競技委員長(宮崎景氏)、JSAFオリンピック特別委員会(宮野幹弘氏)と総スタッフが駆けつけ、大分県連からは五十川浩司レース委員長をはじめレース委員およびプロテスト委員を派遣し全面的な運営に当たられ、日本選手権にふさわしい権威ある大会となった。
日本セーリング連盟がオリンピック・ウインドサーフィン競技の育成ボードとして強化を進めているテクノ293クラスの今後の発展を願って止まない。

レガッタ・レポート「2010_2931.pdf」をダウンロード


*** JPWA
プロアマオープン・ジャパンツアー・アップウインドシリーズ

同時開催の『プロアマオープン・ジャパンツアー・アップウインドシリーズ』については、レーシングの風速規定に「スタートシーケンスよりスタート信号の1分後まで9ノットなければならない。その後コース全体が7ノットを20秒以上下回った場合レースはキャンセルとする」という厳格な規則があり、残念ではあったが正式レースは行われず、ファン・レースとして1レースのみが実施された。アマチュアを対象としたビギナー・キッズ・スーパーキッズ・ロングボードの各クラスは全レースが行われ、表彰状と賞品が授与された。
全種目に授与された「トロフィー」は国東市関係者の手作りによるフィンをかたどった陶器製のユニークなものであったことを申し添えておきたい。
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表彰式写真提供、竹中朋幸選手(プロクラス出場) http://www.takesoft.com/taketomo/

レース成績(参加艇数44)
ジャパンサーキット「japan_circuit.pdf」をダウンロード ビギナー「biginer.pdf」をダウンロード スーパーキッズ「super_kids.pdf」をダウンロード ロングボード「long_board.pdf」をダウンロード

詳細なレポートと写真がJPWA Websiteに掲載されています:
日本プロウインドサーファー協会website:http://www.jpwa.info/result/2010/1106_baiencup_report.html
日本ウインドサーフィン連盟website: www.wf-j.org

なによりもボランチアーとして映像一式を担当されていた国東市CATVスタッフの中野浄昭さん(安岐町)が製作され、ウエルカムパーティでも上映された臨場感溢れる動画を軽快な音楽とともにお楽しみください〈写真も提供〉。
http://yaplog.jp/shosen/archive/1089

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