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2013年2月24日 (日)

ゾーン内でのタッキング(規則18.3) - Tacking in the Zone

P1_3 RRSではマークの通過に関しC節「マークおよび障害物において」の条項を設けている。特にその中の規則18.3は『混雑する風上マークにおいて発生する厄介で危険な交通渋滞を最小限にとどめようとする意図がある』と言っても過言ではない。
Dave Perryの著「Understanding the Racing Rules of Sailing 2009-2012 」には、Bad Approach Zone, Good Approach Zoneという表現があり、『規則18.3は、ポート・タック艇が、混雑しているポート回りの風上マークにアプローチする場合、ポート・タックのレイラインからおおよそ4艇身風下でアプローチし、明らかにゾーンの外側でタックを完了することを、期待、推奨しているものである』との記述がある。

今般のRRS2013-2016の改定でも、規則18.3も全面的ではないが"GAME" に影響を及ぼす変更がなされているので、要注意である。
以前紹介した風上マーク通過をアニメ化した資料(
PowerPoint)を新規則に合わせ修正したので参考にしていただきたい。
新規則によれば、Dave Perryさんの「おおよそ4艇身風下」は「3艇身風下」と短く変更される訳で、より厄介で危険な状態にならないか、今から心配であるが・・・反面、より迫力のある風上マーク回航が見られるのか? 注視したい。

規則18.3改定のポイント
1. 規則名の変更

   ・(旧)規則18.3「マークに近づく場合のタッキング(Tacking When Approaching a Mark)」は、(新)規則18.3では「ゾーン内でタックする場合(Tacking in the Zone) となった。
これは単なるタイトルの変更ではない。
   ・旧規則では「ゾーン内で規則13に従わなければならない場合」すなわち「タッキングの完了」がKey-Wordであったが、新規則ではタッキングの規則は除外され、「ゾー ン内で風位を超えて」がKey-Wordとなった。 


P3_3 2. 規則18.3が適用される場合
   ・(旧)規則18.3  ゾーン内でタッキングが完了した場合
            たとえゾーンの外で風位を超えていたとしても、タッキングの完了がゾーン内だった場合
  ・(新)規則18.3  ゾーン内で風位を超えた場合
            すなわちタッキングを開始し、風位を超えた位置がゾーン内だった場合

3. 結果的に、「新規則では、旧規則と較べてマークから おおよそ” 1艇身近くで、タッキングを開始できる」ようになった

Tacking in the Zone (PowerPoint 31pages):「tacking_in_the_zone_rrs20132016_ppt.ppt」をダウンロード  
Print image: 「tacking_in_the_zone_rrs20132016_ppt_print.pdf」をダウンロード

関連記事:

2011-09-23「マークに近づく場合のタッキング/2011シアトルカップ レポート」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-5099.html
2011-08-16
「規則18.3マークに近づく場合のタッキング/2011全日本ミドルボート選手権」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/183-c339.html
2011-08-10「マークに近づく場合のタッキング/2011全日本ミドルボート選手権成績表」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/2011-ac1c.html
2010-05-19「実践ルール講座シリーズ-規則18.3, 18.4, 18.5http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/--183-184-185-7.html

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