« Sir Ben Ainslie's Honeymoon | トップページ | B級ジャッジ認定講習・試験 - 2015.02.15 »

2015年1月15日 (木)

Handling Leeward Gates (風下ゲートの操船)

Brad_photo 2014-10-27記事『読者からの質問と回答 「オフセット・マークとゲート』http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-3865.html でレポートした「ゲート・マーク」に関連し、今回その「操船技術」の記事を紹介する。

著者のBrad Read(ブラッド・リード)は、アメリカスカップ、Volvo Ocean等で世界的に有名なKen Read(ケン・リード)の弟であり、本人もJ24ワールドで2度のチャンピオンに輝いている。〈経歴詳細を最後尾に記載〉
トップ・セーラーの視点から『風下ゲート・マーク回航時、左右どちらのマークを選択すればよいのか? 』、そのヒントを語っている。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
SailNet 04-14-2002
Handling Leeward Gates (風下ゲートの操船)
Brad Read
Lg1_j この記事はもともとSailNet11月、2000年に公表された。

私はしばしばレーシング・セーラーが、レース委員会で働く人達に十分な信頼を実は与えていないのではないかと考えることがある。約10年前〈1990年頃〉、ワンデザインのセーラー達は、風上-風下コースの採用を求め始めた、そしてレース主催者はその希望を受け入れた。
その後、レースを更に良くするために、レース-運営タイプは、風上マーク周辺の密集を分散させるため、オフセット・マークの使用を開始した。

そして、およそ7年前〈1993年頃〉、レース主催者は風下ゲートの概念を導入した、風下マークに圧縮する大きなフリートによって起こされる過度の密集を軽減し、マーク回航をより面白く、より公平にするためである。
これらすべての変更は、ブイ回航レースを、より良くより楽しい効果をもたらした、これらが更に広まるのに当たって、多くのレース・コミッティーに感謝の言葉を送りたい。

Lg2_j  単一の風下マークの代わりに使用する、風下ゲートは競技に大きく寄与する、なぜなら競技者に左手か右手のいずれかの回航選択権を提供することにより、過度に混みあうマーク回航に関連するいくつかの問題を解消するのに役立つからである。
加えて、風下ゲートの使用はまた、優れたボート・ハンドリングの能力と同様に、最初に到達するセーラーに報いる可能性があり、そこで多くのレベルにおいて実際にゲームを高めるものとなる。

しかし、風下ゲートがあるコースの回航は、回航するマークの選択肢を持つことからくる付加された複雑さのゆえに慣れが必要となる。以下は、風下ゲートのセット・アップおよび通り抜けの基本的な側面に関する要約である。

Lg3_j レースをリードしているとき、どのゲートを回航するか決定することは、その日の緊張する大きな部分の一つとなる。正しく選択すれば、先頭を維持できる、間違った選択をすれば、得ていたすべての利益が駄目になる。
レース・コミッティーがレース・コースに風下ゲートを使用している場合、最初に行うことは、ゲートがスタート以前に設定されているかを判断することである。もしそうなら、ゲートを帆走し、マークの間の風のチェックを行いなさい。艇をちょうど風位に立つように回転させ、そこでゲート・マークのどちらがより風上にあるかを判定することができる。(艇が風位に立っている場合、もしバウが左手のマークの方を向いて指すならば、それは右手のマークがより風上にあることになる、逆の場合も同じである。
コミッティーによる変更がなければ、どちらのマークが風上マークに近く位置しているかを知ることである、またすべての条件が等しい場合は、風下に帆走する時に回航を選択すればよいマークとなる。

ゲートがスタート後まで設置されていない場合、帆走後にどちらのマークを回航するかを見分けるのは非常に難しいであろう。以下は風下ゲートに近づく時に予期するいくつかの事項である:

Lg4_j •  コースのどちらの側が風上に向かうために有利になるか? ほかに懸念がない場合、それが選択するゲートの側である。
•  次のビートに合わせ、特定の進路をとらなければならないか? (たとえば、カバーする必要がある艇がいるか、または潮流がコースの一方の側が他方より強いとか)
もしそうであれば、風上レグのため特定の側にあるゲート・マークにおいて内側をとるよう精一杯やることです。
•  一方のゲート・マークが、他よりも著しく風上にあるか? もしそうであれば、その特定のマークの内側に向かうことです。
• 特定のマークを回ろうと意図している君の前に大きな艇団があるか
もしそうなら、少ない艇の方のゲート・マークに行くことです、そうすれば早めに密集から逃れられるだろう。

SailNet COPY: 「sailnet_handling_leeward_gates.jpg」をダウンロード
------------------------------------------------------------------------

Img_0045_newport 著者のBrad Read(ブラッド・リード)の経歴は下記のとおりである。
Brad Read is a former one-design champion in the Lightning, J/24, J/22, J/35, and Farr 40, as well as several International Measurement System (IMS) events. As a collegiate racer at Boston University, he was named College Sailor of the Year in 1986. In his former career he was a sailmaker, but now works as the Executive Director of Sail Newport, Rhode Island's Public Sailing Center.

編集者は、2001J/24西宮ワールドの準備として、その前年2000年に米西海岸ニューポートを訪れ、J/24 World Championshipをスタディーした。Brad Read はその大会で実行委員長の重責を務めながら、レースでも圧勝しワールド・チャンピオンに輝いた。彼の艇名はBlind squirrel "盲目のリス"、大会会場であったSail Newportの芝生ではリス達が遊びまわっていた。また2002年にもチャンピオンになっている。彼には、役員また選手として超多忙な中、万事親切に対応をいただいた。
ちなみにアメリカスカップ、Volvo Ocean等で有名なKen Read(ケン・リード)は彼の兄
である。Ken Readは、J/24では1985-1986, 1991-1994年と史上最多6度のワールド・チャンピオンを獲得している。<右写真はニューポートの著名レストラン "The Mooring" の前にて:左から編集者、Brad、故T氏、I氏
関連記事 Newport の想い出

2011-07-13 'Protect your yacht club!' leading sailor advice - Gary Jobsonhttp://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/protect-your-ya.html
2012-12-05 Tunaさんを偲んで」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/tuna-611e.html

|

« Sir Ben Ainslie's Honeymoon | トップページ | B級ジャッジ認定講習・試験 - 2015.02.15 »

Learn the RRS 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Sir Ben Ainslie's Honeymoon | トップページ | B級ジャッジ認定講習・試験 - 2015.02.15 »