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2017年2月27日 (月)

Jリーグの判定、試合後に正誤を検証へ 審判とチーム側

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Asahi_digital_2朝日新聞デジタル 潮智史 20172170953

 サッカーのJリーグでは今季から、試合終了後に審判側と両チームの代表者が一緒になって判定を検証することになった。勝敗を分けたPKや退場を巡る判定の正誤など、踏み込んだ議論をする。審判側はこれまで、個別の判定への見解を示してこなかっただけに、世界的にも極めて珍しい試みだ。23日のJリーグ理事会で正式に決まる。
 対象となるのは、J1~J3の全試合。試合全体を管理監督するマッチコミッショナーの立ち会いの下、映像を見ながら試合を振り返る。担当した審判は直接参加しないが、審判を評価する役割で派遣されている審判アセッサーが審判から判定の根拠など話を聞いた上で審判側代表として参加。両クラブからは社長ら代表者が席に着く。
 判定や試合結果が覆ることはないが、PKや警告、退場など、判定の妥当性や正誤についても協議、審判アセッサーがその場で誤審を認めるケースも想定されている。

 今回の試みは審判側とチーム側がコミュニケーションを深めながら、ルールや判定への理解を求め、試合の質を高める狙いがある。審判批判のきっかけになる懸念もあるが、まずは情報をオープンにすることに踏み切った。
 これまで、判定に不服がある場合は、クラブ側が意見書を提出して回答を受ける形式的なやりとりで終わっていた。意見書を廃止する代わりに、その場で直接やり取りすることになった。クラブ側の多くは「変化の一歩だ」と好意的だ。
 このほか、判定基準を示した選手向けの映像の一般公開にも踏み切るなど、判定の「見える化」を進めていく予定だ。( 潮智史)
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Jleague_referee_4相互理解深めて 

Nikkei_32017/2/24付日本経済新聞 朝刊 アナザービュー 武智幸徳

  今季からJリーグの試合で判定に疑問があるクラブは、試合直後に話し合いの場を持てることになった。といっても審判団と直接議論するわけではない。審判団から判定の根拠などを聴取した審判アセッサーが、クラブ側の代表者の質問に答える形を取るという。
 これまでは不可解な判定があると、クラブは意見書をリーグに提出。問題があれば、当該審判に内々の沙汰が下っていた。今後は問題から湯気が出ている段階で間接的ではあるが、審判団の考えを知れることになる。
 アセッサーとクラブ側の代表者がどんな議論をし、その内容がどの程度オープンになってしまうのか、よく分からない面はある。審判の評定以外に、重い仕事が増えるアセッサーは大変だろう。そして誤審うんぬんの結論はどうでもいいが、問題のジャッジに至る審判の思考の過程はその場で私も知りたいと思う。
 というのも、試合中に判定を巡るトラブルが生じても、現状では審判団の見解を知る機会はほとんどないからだ。審判団が「黙して語らず」の立場を取るために、メディアには被害に遭ったと主張する選手の言い分だけが露出する。その度に欠席裁判に加担しているようで、非常に気持ちがめいるのである。

 心配なのは、アセッサーとの議論の中で言質を取った気になったクラブ側が「審判は誤審を認めた」と、そこだけをクローズアップすることだ。日本サッカー協会の審判委員会がいわば「判定は熱いうちに打て」と方針を変えたのは、審判をムチ打つ口実を与えるためではないだろう。本来の趣旨は審判の仕事や判定の難しさへの理解、ひいてはサッカーへの理解を練って練って腰を強くするためのはずである。
 南アフリカ、ブラジルと2度ワールドカップで笛を吹いた西村雄一主審は「英国では草の根レベルでも試合後に審判を交えて議論する習慣がある」という。そんな話を聞かされると、この新しい試みをうまく運ぶには根本のところで「ノーサイドの精神」が必要に思えてくる。
 あの判定でどちらが得をしたとか、損をしたとか、勝った負けたと騒ぐのもいい。しかし、何のためのレビューかといえば、さまざまな角度からサッカーを見て、考え、相互理解を深めるため。それしかないだろう。
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<注> レフリー(Referee)、アンパイア(Umpire)、ジャッジ(Judge)はどう違うの?
動きながら競技に介入していくのがレフェリー。あまり動かずに競技に介入するのがアンパイア。競技に(直接)「介入しない」のがジャッジ。
ただし各競技の歴史的な成り立ちや変遷に関与し、それぞれ独自の呼称が浸透していった結果であり、例外が多く、確立した見解は存在しません。

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