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2020年2月 3日 (月)

判例集#2 - RRS15

Www_sailingscuttlebutt_com_2020_01_29_ru 懐かしのバラトン

もう17年も前、2003年5月ハンガリーの西部にあるバラトン湖(Lake Balaton)で開催されたソリング級世界選手権にジュリーの一員として参加した。1週間まえのプレ・ワールド・レガッタと併せて3週間もの長き滞在となり、間の空き日には隣国オーストリアの首都ウイーンへの小旅行まで組み込み、思い出深い遠征となった。

さて、本日紹介するScuttlebutt Sailing Newsの記事「Rules Guru: Gaining right-of-way(航路権の取得)」は、英国RYAのルール委員会の重鎮であるChris Simon氏から寄稿されたものである。

Chris Simon氏は、この選手権でジャッジ・チェアを務められた方で、偶然この記事を見つけた時は、懐かしいやら、嬉しいやら、当時を思い出しまさに感無量であった。

彼は英国では勿論のこと、世界的にも著名なジャッジで、あのアメリカス・カップのアンパイアを務められた方である。滞在中は、へなちょこジャッジの私に諸々のご指導をいただいたが、その中で一番印象に残った話をここに披露しておきたい。

「アメリカス・カップのアンパイアを引き受けるに当たって悩んだことがある。」「それは、引き受けると自分の仕事を辞めなければならないからだ。」
〈当時のアメリカス・カップは、その予選であるルイヴィトン・カップと本戦カップを合わせ半年近くも続く。主要なスタッフ、レースオフィサー、アンパイアは現地マンション住まいとなり、中には奥様同行まで。〉
「私は現役の公認会計士であり、事務所の閉鎖は躊躇せざるをえない。」「しかし熟考の末、私はアメリカス・カップを選んだ。」
「なぜなら、アメリカス・カップは一度断わると二度と声は掛からないだろうから。」
「仕事は自力本願で。」彼のセーリングにかける想いの一端を伺うことができ、折に触れ思い出す。(何よりもご健勝であられることが一番の喜び)

*編集者訳
Rulesgurugainingrightofway-jpeg

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対訳版pdf
:
ダウンロード - rulesgurugainingrightofefbd97ay20pdf.pdf  
原文Copy:
ダウンロード - www_sailingscuttlebutt_com_2020_01_29_rulesgurugainingrightofway.jpg   

ダウンロード - www_sailingscuttlebutt_com_2020_01_29_rulesgurugainingrightofway.pdf  

ダウンロード - www_sailingscuttlebutt_com_2020_01_29_rulesgurugainingrightofway20html.mht

 右写真:左から4番目Cris Simon氏、右端編集者(バラトン・ワインセラーにて)

関連記事:
2012-06-06「膨張式ライフジャケット(Inflatable Life-Jacket)を携えての海外渡航」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/inflatable-life.html

2017-10-16「Common breaches of Rule 42 - Finn」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/common-breaches.html
2020-02-01「判例集#1 - RRS15」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-b44b1c.html

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