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2020年10月12日 (月)

読者からの質問と回答 「付則T(調停)」

Rrsapxt-ns-chartjpg 読者からの質問;
>10月10日11日、江の島で開催されるウインドサーフィンの「ウインドサーファー級全日本選手権」にエントリーを検討しています。「帆走指示書」を参照していたところ14項の「抗議」の条項に『14.4 付則T(調停)を適用する。』とあり、その手順が述べられていますが、ここだけがよく理解できません。通常の抗議とどこが違うのですか。(N.M)

 編集者による解説;
①まずは「セーリング競技規則(RRS) 付則T(調停)」をよく読み込んでください。
②次に「帆走指示書」で変更箇所を確認してください。<下記に抜粋>
③調停すなわちArbitration(裁定、仲裁、簡易審問とも呼称されていた)は、従前からも一部のクラス、大会で<例えばTechno293では国内外とも>適用していた手順であり、その場合は手順をレース公示または帆走指示書に詳細に記述する必要がありました。
RRS2017-2020からは公式の「RRS・付則T」となったため、現在では手順の記述は不要で、適用の旨のみの記載で可となっている。
③さてそれにしても、正式の抗議審問と比べると、慣れないこともあり、競技者側にとって、また調停員にとっても、理解し易いとは言い難い付則ですね。
④そこで延々と文書での解説に代えて、図表(N-S Chart)を作成してみました。
Chart:
ダウンロード - rrsapxt20ns20chart.pdf
WS Judges Manual Arbitration:ダウンロード - judgesmanualaugust201925b253205d20page12212820arbitration.pdf

参考資料:IJマニュアル2013年6月版修正 L節裁定(旧版)ダウンロード - ije3839ee3838be383a5e382a2e383ab2013e5b9b46e69c88e78988e4bfaee6ada320le7af80e8a381e5ae9a.pdf

関連記事:2020-09-25「2020 ウィンドサーファークラス全日本選手権」
http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-c48640.html
帆走指示書
14.4 付則T(調停)を適用する。

14.4.1 プロテスト委員会の正規抗議審問の代替として、競技者は調停使用の選択権が与えられる、しかし、審問の前に、抗議者および被抗議者の両者が裁定人の判決を受託すると合意する場合のみである。
14.4.2 裁定人はプロテスト委員会の2名のメンバーとし、抗議者と被抗議者のみの証言を聴き、どのボードが規則に違反したか(もしあれば)について結論を下す。(WCR63.6の変更)
14.4.3 判決は抗議の当事者すべてを拘束するが、審問はWCR66に基づき再開することができる
14.4.4 裁定人がボードにペナルティーを課す場合、適用されるペナルティーはクラス/ディヴィジョンにおける参加艇数の30%(少数以下を四捨五入)の得点ペナルティーとなる。得点ペナルティーの加算で、そのレースで失格とされたボードに適用される得点より大きい得点を受ける結果となる場合、そのボードは失格とされたボードと同得点が記録される。得点ペナルティーの適用は、該当のフリートの他のボードの得点に影響を及ぼしてはならない。得点は-ARB-として成績表に表示される。
14.4.5 抗議の当事者にアービトレーション・システムが提示された時点で、当事者のいずれかがシステムの受託を拒否する場合、抗議は正規のプロテスト委員会による審問がされ、ペナルティーは失格となる。
14.4.6 裁定人のみが、調停審問を正式ジュリーに委ねる権利を持つ。

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