カテゴリー「Learn the RRS 」の112件の記事

(RRSを学ぶ)

2018年1月18日 (木)

読者からの質問と回答 「ライフジャケット着用義務 - PowerPoint」

Life_jacket_required_sign_2読者からの質問;
>先日 JSAF外洋内海の安全講習会に出席しました。所属しているクラブのポイントレースにおけるライフジャケットの取り扱いについて質問があります。ラブ・ポイントレースで外洋特別規定を適用したうえで、現実的に整理すると、
> JSAF or クラス協会に有効な登録をしていない艇は、桜マークのライジャケ着用。 
> JSAFに有効な登録をしている場合は、その規定に従っていればOK 
> その他のクラス協会(J24等)に有効な登録をしている場合は、その規定に従っていればOK

>整理するとOKなのは、
>有効な登録のない艇
> 桜マーク。
>JSAF登録艇、
> 桜マーク、膨張式でないもの、膨張式でも口で空気補充できるもの
> 桜マークがない膨張式で口で空気補充できないものであっても150N以上。
>J24登録艇、
> ライフジャケットを装着していれば何でもOK

>結局公的機関にコントロールされてるようで個人的には納得いきませんが・・・。
>ポイントレース中だけ(選手権レガッタは別)に限る話ですが、以上になると思うのですがどうでしょうか

編集者による回答; 赤字にて
クラブ・ポイントレースで外洋特別規定を適用したうえで、現実的に整理すると、

JSAF or クラス協会に有効な登録をしていない艇は、桜マークのライジャケ着用---YES

JSAFに有効な登録をしている場合は、その規定に従っていればOK---YES

その規定とは、次の3つのいずれかでなければならない。 
(1) 帆走指示書の適用規則に「OSR(外洋特別規定)モノハル カテゴリー4を適用。」とか「OSR 附則Bインショアレース用特別規定を適用。」とかの記述がある場合は、その「OSRにで規定されたライフジャケット」に従わなければならない。 <後段に添付> 
おおかたの『ハンディキャップ・レース』が該当する。

(2) 帆走指示書の安全等の条項に具体的指示がある場合、それに従わなければならない。
(例)SI10 安全規定
SI 10.1 個人用浮揚用具の装備は、各競技者およびサポート・ボート要員の義務である。
SI 10.2 各競技者およびサポート・ボート要員は、少なくともISO 12402-5(レベル 50)または同等の個人用浮揚用具を着用しなければならない。

(3) クラス規則にライフジャケット規定がある場合、帆走指示書に特に記述がなくても、クラス規則に従わなければならない。
X35MELGESJ/24等の『ワンデザインクラス・レース』のみが該当する。
J/24等が、「ハンディキャップ・レース」に出場する場合は、(1)に従わなければならない。

(例)
J/24 クラス規則
C.3 個人用装備
C.3.1 艇には、乗員全員の最低標準ISO 12402-5(レベル50), またはUSCG Type III, または AUS PFD II, または同等の個人用浮揚用具(PFD)を装備しなければならない。

 その他のクラス協会(J24等)に有効な登録をしている場合は、その規定に従っていればOK---NO
クラス協会登録だけで自動的にOKとなるのではない。上記(1)~(3)に従わなければならない。

整理するとOKなのは、
有効な登録のない艇
 
桜マーク。 ---YES。ただし帆走指示書にOSR適用との記述があれば、それに適合しない桜マークはだめ。(両方の規格に適合しなければならない)

JSAF登録艇、---YESでもNOでもない。上記(1)~(3)に従わなければならない。
 桜マーク、膨張式でないもの、膨張式でも口で空気補充できるもの。--- 例え桜マークでも、OSRとか帆走指示書に適合しない場合はダメ。
 桜マークがない膨張式で口で空気補充できないものであっても150N以上。---OSRのカテゴリーに従う。

J24登録艇、
 ライフジャケットを装着していれば何でもOK ---NO(上述)

結局公的機関にコントロールされてるようで個人的には納得いきませんが・・・。 ---●同感です。
要は、桜マークに制約されずに、「レースをし易い」「その競技に適合した」「格好がいい?」(と自らが考える)ライフジャケットを着用できる、また桜マークと較べ「より安全、操作性が高い、より機能的な」(と自らが判断する)ライフジャケット着用しても違反にはならない、という『特例』をJSAF主催のレース時に限り与えられる”だけ”のものです。 「悪法も法なり」でしょうか。

ポイントレース中だけ(選手権レガッタ別)に限る話ですが、以上になると思うのですがどうでしょうか
--- ポイントレースも選手権レガッタも、安全には差異はありません。

安全講習会 Q&A PowerPoint:「2018qa_jsaf.pptx」をダウンロード
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OSR (Offshore Special Regulations:外洋特別規定)2018-2019
[モノハル カテゴリー4]
5章個人装備品
各乗員は以下を装備すること
501 ライフジャケット 
5.01.1 ライフジャケットは以下の通りでなければならない、 
 a) 
 i 2012年より前に製造された場合は、ISO 12402-3Leve1150)に適合している、またはEN396UL1180を含む同等品であることと、 
  ・膨張式はガス膨張式である 
  ・股紐か腰紐(ずり上がり防止システム(RUPS))を備えている 
 ii 2011年より後に製造された場合は、ISO 12402-3(Leve1150)に適合し、ホイッスル、リフティングループ、反射材、自動ノ手動膨張システムを備えている  
 c)艇名か着用者の名前が明記されている 
5.01.4 責任者は各ライフジャケットを毎年少なくとも1回、自ら点検しなければならない

 [附則B インショアレース用特別規定]
パートB 携行備品
5.01.01 各乗員は以下を持つこと、
  個人用浮揚用具の条件は、 
 a)笛が装備されている。 
 c)艇名か看用者の名前が明記されている 
 d)膨張式の場合、定期的に空気保持のチェックがなされ、適用クラス規則または帆走指示書で指定されない限り個人用浮揚用具は150ニュートンの浮力を有し人の顔を水面上約45度に上向きで保持できなければならない。
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[J/24
クラス規則2017] 
C.3 個人用装備 
C.3.1 艇には、乗員全員の最低標準ISO 12402-5(レベル50), またはUSCG Type III, または AUS PFD II, または同等の個人用浮揚用具(PFD)を装備しなければならない。

[470級クラス規則2017] 
C.3 個人用装備 
C.3.1 義務 
(a) 艇には、乗員全員の最低標準ISO 12402-5, またはUSCG Type III, または AS 4758 Level 50, または同等の個人用浮揚用具を装備しなければならない。膨張式浮揚ヴェストは許可されない。

[スナイプ級クラス規則2018-2020] 
C.3 個人用装備 
C.3.1 個人用浮揚用具 
(a) 艇には、乗員全員の最低標準ISO 12402-5 (レベル50 Newtons) またはUSCG Type III, または AUS PFD 1, または EN 393の個人用浮揚用具を装備しなければならない、 ただしレース公示で同等の標準が別途指定されている場合を除く。レース委員会は必要とみなした場合、レース中に着用を命ずることができる
 
[オプティミスト級クラス規則2018] 
4 追加規則 
4.2 (a) ヘルムスマンは 少なくとも ISO 12402-5 (レベル 50) または同等の個人用浮揚用具を着用すること。全ての装着装置は供給する製造者の意図に従う方法で使われること。笛は救命胴衣にしっかりと取り付けられていること。

[テクノ293Plusクラス規則2016] 
C.3.2 安全および救命装備 
RRS1.2の変更として、次の規定がされる: 競技者はボード上に個人用救命装備(浮揚装置)を携行する義務はない、ただしRRS40が適用される場合、個人用浮揚用具を着用しなければならない。使用する場合、個人用浮揚用具は、最低標準 ISO 12402-5 に適合しなければならない。変更または追加の標準はレース公示で規定することができる。

関連記事:2018-01-10「安全講習会のご案内」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-e264.html

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2017年10月16日 (月)

Common breaches of Rule 42

VIDEO: Common breaches of Rule 42

Scuttlebuttlogo2_2Scuttlebutt Sailing News
Published on October 13th, 2017

The Finn class demonstrates the actions that are prevented by the Racing Rules of Sailing (rule 42), which states, “Except when permitted in rule 42.3 or 45, a boat shall compete by using only the wind and water to increase, maintain or decrease her speed. Her crew may adjust the trim of sails and hull, and perform other acts of seamanship, but shall no otherwise move their bodies to propel the boat.”

Filming on Lake Balaton in western Hungary.
Video by Michal Jodlowski. Filming by Robert Deaves.


"RRS 規則42 推進方法
規則42.3(例外)または規則45
(上架、係留、投錨)により認められている場合を除き、艇はそのスピードを増し、持続しまたは減ずるために、風と水のみを用いて競技しなければならない。乗員は、セールや艇体のトリムを調整し、シーマンシップに基づいたその他の行動を取ることはできるが、これ以外には艇を推進するために身体を動かしてはならない。"

***
https://youtu.be/u6OFea9rZA8  <iframe width="620" height="350" src="https://www.youtube.com/embed/u6OFea9rZA8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

ISAF Rule 42 Most Common Breaches Finn: 「rule42finn201518761.pdf」をダウンロード
Finn Class Rule 42 Clinic in Palma YouTube:
https://www.youtube.com/watch?v=49Qk8cml2c8

Balaton_karte1976関連記事:
2014-06-03「読者からの質問と回答『規則42の解説』」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/42-7d5c.html
2011-03-12Rule 42 Most Common Breaches Optimist - 規則42 もっともよくある違反オプティミストクラス」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/rule-42-most-co.html
2011-02-06Rule 42 Most Common Breaches 470 - 規則42 もっともよくある違反470クラス」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/isaf-rule-42-mo.html
2010-09-08ISAF's Rule42 Library (Propulsion:推進方法) http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/isaf-rule42-p-1.html
2010-05-28「読者からの質問と回答 『ロールタック・ロールジャイブと規則42』」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/1-1.html

関連記事番外編:Lake Balaton
2012-06-06
「膨張式ライフジャケット(Inflatable Life-Jacket)を携えての海外渡航」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/inflatable-life.html

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2017年8月31日 (木)

抗議における「写真の証拠」

Garmin62s_2_5Smartphone_2抗議における「写真の証拠」
あるレースにおいて、抗議審問の証拠として「写真」の提出がありました。

昨今のハイテク化の中、特にキールボートのレースでは安全対策の一環、またゲームの実況速報、として「GPS機能付きのスマートフォン」の搭載義務化が珍しくはありません市販のスマートフォンには、携帯電話、写真またヴィデオ機能が備えられていることにより、従前では考えられなかった、レース中に艇が写真を撮ったり動画を撮影することが容易になった(なってしまった)ことによる、必然の結果とも云えます。

RRS上では、帆走指示書等で制約しない限り、それら写真、動画等を抗議審問の証拠とすることは許され、またITの進展と共に媒体物も多様化(写真、ビデオ、音声録音、航跡GPS-Logger)しているのが実態です。編集者も、スタートOCS判定時の証左、マークとの接触、コースの帆走、マーク設定の位置等のケースでの審問時に経験をしてきました。

今回の抗議は、レース中起きたインシデントを 思わずスマホで撮影し、そのまま審問室に持ち込み、撮影された「写真」数葉を証拠として示されたものです。
その場面を図示したのが 『あなたはどちらにみえますか』 です。

Click2
Rrsjpeg_2

結論から申し上げると「この1枚の写真だけではどちらとも言えません」。

この機会にビデオ・写真に関して参考となる資料を紹介しておきます。

1RRS2017-2020 Appendix M RRS付則M
  M7 Photographic Evidence 写真等の証拠
2. ISAF International Judges Manual ジャッジマニュアル20136月版
  K.14 Photographic Evidence 写真等の証拠

How_far_between_two_boats1. RRS2017-2020 Appendix M
  M7 Photographic Evidence
写真等の証拠
   
写真とビデオは時として役に立つ証拠を与えてくれるが、プロテスト委員会はこれらの限界を認識し、次の点に注意するとよい。
   
 写真等の証拠を提供する当事者は、写真等を見る準備をする責任がある。
   
 ビデオからの情報すべてを引き出すためにビデオを数回見ること。
   
 シングル・レンズ・カメラの遠近感は極めて乏しい。望遠レンズにいたっては遠近感はまったくない。
   カメラがオーバーラップした
2艇をコースに直角に捉えた場合、両艇間の距離を判断することは不可能である。
   
カメラがオーバーラップした艇を正面から捉えた場合、オーバーラップが十分にある場合を除き、オーバーラップしているかどうかを見ることは不可能である。
   
 次の質問をすること。
      
 カメラは艇との関係でどこにありましたか?
    ● カメラ台は動いていませんでしたか?動いていた場合には、どの方向に、どのくらいの速さで動いていましたか?
    ● 艇が決定的な場面に近づくにつれ、カメラの角度は変わっていませんでしたか? カメラを素早くパンすると、劇的に変化して見える。
    ● カメラの視野は、終始制限されずにいましたか?

Overlap_or_not_overlap_12. ISAF International Judges Manual
  
インターナショナル・ジャッジ・マニュアル 20136月版
  K 抗議審問
  K.14 写真等の証拠
   写真とビデオ録画は、審問での証拠として受け入れられることができ、時には役に立ちうる。ただし、いくつかの制限と問題があり、これらのことをプロテスト委員会は理解しておくことを勧める。

   ビデオまたは写真の証拠を用いる場合に、次の点がプロテスト委員会の助けになることがある。
  ● ビデオ録画をプロテスト委員会に対して見せることになる場合、必要な機器を準備し、それを操作するために利用できるオペレーター(望ましくは録画をした者)を確保するのは、証拠を提供する当事者である。
  ● ビデオの証拠を持って来る当事者は、審問の前にそれを見させておき、ビデオがプロテスト委員会の助けになると思われる理由を出させることを勧める。
  ● 当事者がそのケースを述べた後に、ビデオを見るのが通常望ましい。
  ● 最初は意見なしに、その後証拠を持って来た当事者の意見をつけて、その後他の当事者の意見をつけて、録画を見るのを許可する。質問は、正式のやり方で当事者およびプロテスト委員会メンバーから求めてよい。
  シングル・レンズ・カメラの遠近感はほとんどなく、望遠レンズにいたっては遠近感がまったくない。例えば、カメラがオーバーラップした2艇をコースに直角に捉えた場合、両艇間の距離を判断することは不可能である。逆に、カメラが正面または背後から捉えた場合、オーバーラップが十分にある場合を除き、オーバーラップがいつ始まったか、オーバーラップが存在しているかさえ見ることは不可能である。この限界をしっかりと覚えておく。

2017rbbs_170915_020642017rbbs_170915_01191  ● ビデオテープを最初に見るのは、その場面に慣れるために用いる。カメラは艇との関係でどこあったのか? カメラと艇との角度と距離はどうであったか? カメラ台は動いていたか? 動いていた場合、どの方向に、どのくらいの速さで動いていたのか? 艇が問題の点に近づいたときに、カメラの角度は変わっていたか?(カメラの視野を早く動かすことは、極端に変わって見えることに注意する。)カメラの視野は、終始制限されていなかったか? 制限されていた場合、証拠の価値をどのぐらい下げているか? 十分にその場面に慣れるためには、数回見る必要があることがある。必要な時間を取る。
  ● 典型的ケースを再生して、巻き戻すのに30秒とかからないので、ビデオで与えられるすべての情報を引き出すために必要とされる位数多くビデオを見る。また、他の当事者が、ビデオが何を示し、何を示さなかったと思われるかを指摘するための同等の機会を確実に持てるようにする。
  ● 審問が終わるまで、機器をその場において置く。問題を解決するためにビデオがどんな事実を立証しているかを見直すために、協議の間ビデオテープを利用できるようにしておくことを勧める。また、プロテスト委員会メンバーの1人が、他の者が気づかない何かに気づくことがある。
  ● ビデオテープに過度の期待をしない。ほんのたまにのみ、偶然のカメラ角度からケースの中心となる事実をはっきりと立証する。しかし、1つの論争の点を解決する以上のことは何もないとしても、そのことだけで正しい判決に達する助けとなる。

関連記事:2011-06-30『抗議における「ビデオの証拠」』http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-e563.html

2017-10-02 追加: US Sailing - Guidelines for Video Conference Protest or Redress Hearings:「guidelines_for_video_conf. Hearings.pdf」をダウンロード

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2017年7月15日 (土)

RRS19.2 障害物においてルームを与えること

Rrs19_tssWHITE is the outside boat and Purple is the inside boat.  A battleship is the obstruction, isn't it?  Oops!  shock

RRS19.2 
障害物においてルームを与えること
(a) 航路権艇は、障害物のどちら側を通過するかを選ぶことができる。
(b) 複数の艇がオーバーラップしている場合、外側艇は内側艇に、自艇と障害物の間のルームを与えなければならない。ただし、オーバーラップが始まった時からではルームを与えることができない場合を除く。
RRS19.2 Giving Room at an Obstruction
(a) A right-of-way boat may choose to pass an obstruction on either side.
(b) When boats are overlapped, the outside boat shall give the inside boat room between her and the obstruction, unless she has been unable to do so from the time the overlap began.
*

<iframe src="https://www.facebook.com/plugins/video.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2F100008937662996%2Fvideos%2F1650257651948808%2F&show_text=0&width=560" width="560" height="420" style="border:none;overflow:hidden" scrolling="no" frameborder="0" allowTransparency="true" allowFullScreen="true"></iframe>
Rrs19_tss_gif_9

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2017年7月 9日 (日)

読者からの質問と回答 「同一修正時間のタイ」

Oaks_result読者からの質問:
>お世話になります。
>出場するキールボート・レガッタの帆走指示書に下記の記載があります。
>SI 12.順位の決定
> IRCクラス:各艇の所要時間にTCCを乗じた修正時間により順位を決定する。修正時間は秒単位(四捨五入)とする。所要時間×TCC = 修正時間

>これについて下記2点ご教授願います。 
>・修正時間が同タイムになった場合、例えば3位の艇が2艇ある場合にポイントは2艇ともに3点とするのか、2艇ともに3.5点とするのか?
>・1レースのみの完了で、そのレースが同一修正時間になった場合、シリーズとしてのタイの解消はどうするのでしょうか? (K.T)

編集者による回答:
(1) 関連する規則を列挙します。
RRS 定義:規則
Img_1497次のものを規則という。
(d) クラス規則(ハンディキャップ・システムまたはレーティング・ システムでレースを行う艇にとっては、そのシステムの規則が 「クラス規則」である。)

RRS 87:
レース公示または帆走指示書では、クラス規則にて変更が許されている場合、または、その変更に対するクラス協会の書面による許可が公式掲示板に掲示された場合にのみ、クラス規則を変更することができる。

RRS A7 レースでのタイ:
複数の艇が艇が同時にフィニッシュした場合、またはハンディキャップ・システムもしくはレーティング・システムが用いられていて、複数の艇の修正時間が等しくなった場合には、複数の艇がタイとなった順位の得点とすぐ下の順位(複数もある)の得点を加え、艇数で割らなければならない。賞でタイとなった艇には、その賞を分けるか、または同じ賞を与えなければならない。

RRS A8 シリーズでのタイ:
A8.1:  2艇以上の間でシリーズ得点でタイがある場合には、それぞれの艇のレース得点を、最もよいものから最も悪いものの順に並べて、最初に違いのある点で、最も良い得点の艇を上位としてタイを解かなければならない。除外した得点は用いてはならない。
Img_1498A8.2: それでも2艇以上の間でタイが残る場合には、最後のレースの得点で順位を付けなければならない。さらに残っているタイは、最後から1つ前のレースでの得点を用いて解かなければならず、すべてのタイが解けるまで同様に行う。その中に除外された得点があったとしても、それを用いなければならない。

IRC Rule 12.2
IRC レーティングは、修正時間係数(TCC)として小数点以下3桁まで算出されている。修正時間はTCCを艇の所要時間に掛けることにより計算され、四捨五入して秒単位で表す。

(2) 回答その1
> ・修正時間が同タイムになった場合、例えば3位の艇が2艇ある場合にポイントは2艇ともに3点とするのか、2艇ともに3.5点とするのか?

RRS A7に基づいて:
3位の艇が2艇ある場合
33点、44----------合計7点 同位の2艇で割る = 各艇3.5点 となる。

Mbn_2016_result_23位の艇が3艇ある場合
33点、44点、55----------合計12点 同位の3艇で割る = 各艇4点 となる。

(3) 回答その2
>1レースのみの完了で、そのレースが同一修正時間になった場合、シリーズとしてのタイの解消はどうするのでしょうか?

RRS A8に基づいて「タイ」を解こうとしますが、 1レースしか完了していないため、タイを解くことは不可能です。よって例えば両艇の修正時間が同一で、1位だった場合、「各艇は1.5点で、2艇優勝」とならざる を得ません。

ディンギ・レース:
こうした事態を防ぐためにも、特にディンギのレース等の帆走指示書においては、例えば、「
SI 16 得点 本大会の成立のためには、4レースを完了することが必要である。」の文面を入れ、1レースしか完了しないのにシリーズが成立してしまうことを防いでいます。
勿論、1レースのみで優勝ということ自体がフェアな大会とは言えないでしょう。

オフショア・レース:
しかしながら、オフショア
1本だけのレース(キールボート・レガッタでは珍しくない)では、ご指摘の事態が発生しないとは限りません。
こういった事態を想定しているのか定かではありませんが、『修正時間が同じ場合はTCC値の低い艇を上位とする』と記した帆走指示書を時々見かけます。
しかし下記理由から推奨されるものではありません。

① クラス規則の変更に関わるものであり、RRS 87に基づくクラス協会の許可が必要なこと。
② そもそも「TCC値の低い艇をなぜ上位にするのか」の根拠が定かでないこと。

それでも敢えて同一修正時間を解消したい場合は帆走指示書(SIs)において、
RRS付則A(得点)の変更として各艇の所要時間にTCC乗じた修正時間により順位を決定する。同一修正時間の場合は、TCC値の小さい艇を上位とする。これはRRS A7を変更している。』の指示を入れることになる。ただし、繰り返しになるが奨めるものではない。

よって、RRS A7. A8およびIRC規則に基づき『レースでもタイ、シリーズでもタイ』の措置をとるのが本来のルールである。

因みに、世界的に著名なレースである Sydney Hobart Yacht RaceVendee GlobeNewport Bermuda Race、Transpacific Yacht Raceのようなオフショア1本のレースの帆走指示書を調べてみたが、特別な記述はなく、そうであればRRSIRC規則に基づくしかありません。
でも世界一周レースでまさか同一修正時間(同着)が起きるとは、誰も想定しないですよね????


関連記事:2009-09-16『抗議書シリーズ2 「フィニッシュと正常な位置にある装備」』http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-0914.html

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2017年6月 6日 (火)

QUESTION FROM A FAN; Crew Position; Lifelines

Case_36_jpegQUESTION FROM A READER;
>I am be wrong however I feel I see a lot of infringements regarding rule 49.2.
>The main infringement occurs when approaching finish line and crew stand on gunnel and act as "human Pole". This requires them to lean well outside lifelines for a long period of time.
>
I believe this is a lack of crew education and a deliberate rule infringement.
>Am I correct?
>If I am correct whose job is it to protest? Is this cause for a discretionary penalty?

>Band One
>4. Did anyone who was not part of the boat’s crew or support team contribute to the breach? YES
>Band 2.
>A positive answer to these questions would lead to increasing the penalty.
>1. Was the breach repeated? YES
>Thank you.  (M.S)

ANSWER BY THE EDITOR;
Answer #1:  
Any boats can protest a boat under RRS 60.1, the race committees can protest a boat under RRS 60.2, and the protest committees can protest a boat under RRS 60.3.
If anybody files a protest, the conclusion and decision of the protest hearing must be as follows;
     Protest conclusion:
     1. A competitor aboard boat X positioned his torso outside the lifelines contrary to RRS 49.2 .
    
2. Boat X broke RRS 49.2.
     Decision;
    
X is DSQ from race #1.

See attached Case 36 & Case 83 対訳 (pdf): 「case36_engjpn.pdf」をダウンロード 「case83_engjpn.pdf」をダウンロード

Answer #2:
This protest is not a subject of DP (Discretional Penalty). Because RRS 49 is not specified as DP in the SIs. Then the decision has to be disqualified under RRS 64.1.

Answer #3:
Such an action by a spinnaker trimmer is often seen here and there. I suppose that most sailors don't know RRS 49 for the reason of a lack of education.


Answer #4:
Here are some photographs which were taken recently at the neighboring regattas. Excuse me to carry these photos on this blog. I have no other purpose to quote them.

Please judge which boat (crew) breaks RRS 49.2 or not?
1_img_3072 3_middleboat_2016_2_2 2_middleboat_2016_2 4_2011_shimaseiki_b_039_1_2

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2017年5月27日 (土)

読者からの質問と回答 「ウインドサーフィン競技規則におけるRRS 17 」

Rrs17_20172020_jpeg読者からの質問;
>ウインドサーフィンのレースでの質問です
>RRS17 同一タックでのプロパー・コースについて
>例えば上マークからサイドマーク(下りのレグ)に2艇がオーバーラップしてプロパー・コースを並走している。通常では風下艇に権利があるように思うのですが、RRS17ではラフしてはならないようになっています。
>ウインドサーフィンのレースでは風下艇がマーク手前で一旦ラフして水をあけさせてからジャイブする作戦があります。この場合はどのような権利になるのでしょうか?
>時間がある時で結構ですので、アドバイスお願いします。 (K.T)

編集者による回答;
>例えば上マークからサイドマーク(下りのレグ)に2艇がオーバーラップしてプロパー・コースを並走している。通常では風下艇に権利があるように思うのですが、RRS17ではラフしてはならないようになっています。

●まRRS付則Bウインドサーフィン競技規則のB2.17を理解してください。
[B2.17: 同一タックでのプロパー・コース] 規則17を次のとおり変更する。 
予告信号時、最初のマークへのコースが真の風向からおよそ90度である場合、スタート信号前の30秒間に同一タックの他のボードの風下にオーバーラップしたボードは、そのオーバーラップが継続している間は、結果として相手のボードが接触を回避する行動をとらなければならなくなる場合には、自らのプロパー・コースより風上を帆走してはならない。<以下割愛>

Windsurfin_rrs17_updated_jpeg●ここにある、「最初のマークへのコースが真の風向からおよそ90度である場合」のスタートとは、通常の風上に向ってのスタートとは異なり、ウインドサーフィン・レースの『スラローム・ダウンウインド・レース』等で主に用いられている、いわば特別なスタート方式である。

●ウインドサーフィン
RRS B2.17は、本来のRRS17を変更し、このようなアビーム・スタートをするレースに限定し、30秒前オーバーラップ等の条件の中で、プロパー・コースより風上を帆走してはならない制限をしたものである。
反面、RRS B2.17により、ウインドサーフィンでは上記以外のスタート、すなわち『コース・レース』等では、
RRS17一切適用されないことになる。


●まとめると、ウインドサーフィン競技においては、『RRS B2.17以外の場面では、風下艇がRRS17による「制限」を受けることはない』。すなわち、風下艇は「自由」であり、希望すれば「風位まで立つ」ことができる。

>ウインドサーフィンのレースでは風下艇がマーク手前で一旦ラフして水をあけさせてからジャイブする作戦があります。この場合はどのような権利になるのでしょうか?

RRS B2.17「・・・・・他のボードの風下にオーバーラップしたボードは、そのオーバーラップが継続している間は・・・・・自らのプロパー・コースより風上を帆走してはならない。」ため、オーバーラップを解除するために、一旦ラフして水をあけ、すなわちオーバーラップを切り、再びオーバーラップし、追い上げるのは、まさに攻撃のためにとるべき戦術です。
追い上げラフは風下艇としての当然の権利で、単なる風上/風下 RRS11 です。
●ただし、「ジャイブ」「ダブル・ジャイブ」が必要なのはウインドサーフィン以外のRRS17であって、ウインドサーフィンではオーバーラップが一旦切れたあとは、再びどのようなプロセスでオーバーラップしようとも、RRS17の制約は一切受けません。

左上図:「ウインドサーフィン競技規則における
RRS 17」pdf:「windsurfin_rrs17_updated.pdf」をダウンロード
右上図:「規則
17についての質問と回答」 pdf:「rrs17_20172020.pdf」をダウンロードも参考ください。
いよいよシーズンですね、ご活躍をお祈りします。
関連記事
:
2014-05-02「読者からの質問と回答 「ジャイビング」」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-0cdd.html
2009-03-27「RRS 17とダブル・ジャイブ Presentazione del nuovo Regolamento di Regata」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/presentazione-1.html

2009-02-23「読者からの質問と回答 「RRS 17とダブル・ジャイブ」」http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/17-1be2.html

2017-12-05 updated: リーティングスタート 2017 Windsurfing Asia Championships 14 - 21 Nov (JSAF Web)
「jsaf-osc_jp_cn03_pg03_222_html_20171205.jpg」をダウンロード
2017_windsurfing_asia_championshi_2

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2017年5月17日 (水)

読者からの質問と回答 「U旗規則 スタート」 - PowerPointプレゼンテーション

UuuuRrs_start_1_3読者からの質問:
>RRS2017-2020においてRRS30.3 「U旗規則」が新設されました。
>
このU旗規則を含め、レースのスタート時の「準備信号」に何を用いればいいのか? その根拠となるのはなにか? ヒントがあれば教えてください。(K.O)

編集者による回答:
(1) 新規則「U旗規則」は、別名Soft BlackKinder gentler Black と呼ばれるように、従来からある「黒色旗規則」のペナルティー部分のみを緩和した新規則です。
黒色旗規則適用があまりにもきつ過ぎると思われる大会への対応(例えばジュニアのレガッタ)、また「リコール艇の掲示」を含む運営側の負担軽減を目的に、追補されたものである。(従前より帆走指示書で指示する方法は採られていたが今回規則となったもの) 

RRS30.3 「U旗規則」
 U旗が掲揚された場合には、スタート信号前の1分間に、艇体、乗員または装備の一部でもスタート・ラインの両端と最初のマークとで作られる三角形の中にあってはならない。艇がこの規則に違反して、特定された場合には、その艇は審問なしに失格とされなければならない。ただしレースが再スタートまたは再レースとなった場合は、失格としてはならない。


Rrs_start_2(2) RRS26レースのスタートによると準備信号には下記6種がある。
 P旗- ペナルティー無し
 I旗- 規則30.1を適用
 Z旗- 規則30.2を適用
 I旗とZ 規則30.1と30.2を適用
 U旗ー 規則30.3を適用
 黒色旗- 規則30.4を適用

 ・ P旗だけのスタートに越したことはない。
 ・ より厳しいスタート・ペナルティーへと進めていく。(条項番順に)
 
・ P旗---(ゼネラル・リコール)---> I旗---(ゼネラル・リコール)---> 黒色旗の順番で適用されるケースがよく見かけられる。
 ・ レース日程の進捗との拘わりも一つの要素。
 ・ クラスが定める「チャンピオンシップ・ルール」とか「標準帆走指示書」等にガイド・ラインが示されている場合もある。(スナイプ級、J/24クラス)

(3) レースのスタートについての助言
運営上の制約を含め「レースのスタートについての助言」をまとめてみた。


Rrs_start_31. スタート・ラインの設定と準備信号
①  レース委員会信号艇(通称本部船)とピンエンド・マークがブイの場合
  ・ Z旗、Uおよび黒色旗規則は、「スタート信号前の1分間に、スタート・ラインの両端と最初のマークとで作られる三角形に艇があるか」の判定が必須であり、1艇の信号艇だけでは三角形の判定はできない。 (RRS30.2, 30.3, 30.4)
  ・ 次に、P旗スタートをはじめとし、個別リコール(OCS)判定のためには、艇が「スタート・ラインのコース・サイドか、それともどちらかの延長線のコース・サイドにあるか」を見極めることが必須で、ピンエンドにも信号艇が必要となる。Z旗・U旗および黒色旗スタート時も同様。 RRS29)
・ 消去法により、結論として I規則」しか適用できない。RRS30.1)

・ このマーク設定は、運営上の制約(運営艇、運営要員)から普段よく見かける方式であるが、極めて窮屈なスタート方式しか適用できない! 理屈上では「P旗規則」も適用できないことになるが・・・・はてさて。

②  スタート・ラインの両端が、レース委員会信号艇の場合
  ・ 6種すべての準備信号P旗、I旗、Z旗、Uおよび黒色旗)が適用できる。

Start_of_race_2Santandel_world_cup_2017_7z7a37862. ロングディスタンス・レースをはじめ、風上風下コースであっても、スタート・ラインから最初のマークが目視できない場合
   ・ Z旗、Uおよび黒色旗規則は適用できない。
   ・ なぜなら、「スタート・ラインの両端と最初のマークとで作られる三角形」の判定ができないはずのため。

RRS「レースのスタート」
PowerPoint: 「rrs_starting_race_ppt.ppt」をダウンロード 「rrs_starting_race_pdf.pdf」をダウンロード

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2017年4月25日 (火)

QUESTION FROM A FAN; Interesting Starting Line

Garda_rc_l18634QUESTION FROM A READER;
>Subject: Interesting Finish Line
>Dear Sir,

>I have been looking for a rule or case study that accepts a finish line that is moving.
>Can I ask what rule or case would allow a moving mark to be acceptable.


>Situation.
>Mark Boat is to set finish line.
>1. Buoy is set as mark.
>2. RIB used to set other end of finish line at 90 degrees to previous mark.
Garda_rc_1>3. Anchor is broken and light. Ride line is short. 15 knots wind. RIB can NOT hold position.
>4. Committee decides RIB driver will do his best to hold finish line position. The driver works very hard for hours but impossible to hold same position.
>5. Result: Every finishing boat had different finish line. Time keepers position moving up to 15 meters between boats.
>This is OK ? Under which rule or case study?

>Solution was to bring new heavier anchor and rode line we had time. Not sure why committee did not send a runner with new anchor.
>No spare boat? No safety boat? No spare anchor? ......not sure.

>Thank you. (M.S)

ANSWER BY THE EDITOR;
Such situations do not occur every time, but rarely exist.
Id like to introduce two examples in my practical experience for sailboat regattas.


Img_0035testImg_0045testExample #1: J/24 World Championship 2000
NEWPORT, RHODE ISLAND, USA  September 22-29,2000
<Sailing Instructions>
10 THE START
10.7 If weather conditions require, the Signal boat and the Line End boats may keep their position with the aid of the motors. This shall not be grounds for requests for redress.
----
14 THE FINISH

14.3 If weather conditions require, the finishing line mark boat may keep its position with the aid of the motors. This shall not be ground for requests for redress.

J24_usa_starting_lines<Background and Comment>
The organizing authority for this regatta is the Ida Lewis Yacht Club and Sail Newport in conjunction with the International J/24 Class Association. The racing venues are Rhode Island Sound and Narragansett Bay at Newport, Rhode Island, USA where are the most suitable place for racing, but difficult area to conduct races. Because the sea depth is not so deep about 30-40m, but the tide is strong and the topography is complicate. Then it often happens that the anchor drags. The Race committee boats may keep its position with the aid of the motors under the SI 10.7(Start) and SI14.3 (Finish).

For such situations, the indispensable condition is making sure of capable boat drivers.
As you know well, Newport is famous as a sacred place of America's Cup. Many expert race officers are there. It is just an American sailing history with 166 years’ tradition.

Left side photo: from the left, Editor, Mr. Brad Read (J/24 World 2000 champion), the late Mr. T and  Mr. I)
Right side photo: International Jury members, Alex, Grame, Tuna
SIs pdf:「j24_world_championship_2000_sis_word.pdf」をダウンロード


Garda_map2Garda_map1Example #2: XXVI LAKE GARDA MEETING OPTIMIST CLASS 2008
FRAGLIA VELA RIVA, ITALY 20th - 23rd March 2008

<Background and Comment>
The regatta venue is at Riva Del Garda in the northern end of Lake Garda, Italy. The Lake Garda is the largest lake in Italy. It is a popular holiday location and is located in northern Italy. (https://en.wikipedia.org/wiki/Lake_Garda)
When all is said and done, the depth of water is marvelous. According to the geography, Average depth is 136 m (446 ft) and Max. depth is "346 m (1,135 ft)". Therefore, the Race committee must use concrete anchors instead of normal iron anchors under financial and environmental circumstances.

See attached map photos which were taken by editor at the entrance of club house in year 2008, 2013. It is confirmed by photos that the lake depth is 350m.
The other photos show a concrete anchor and a water-soluble rope. They will sometimes be disposable.

And through unavoidable circumstances, the Race committee boats may keep its position with the aid of the motors as well as an example of Newport, USA.
For such situations, the indispensable condition is making sure of capable boat drivers. Lake Garda is also famous because at where world championships and international regattas are held seven or eight events every year. Lots of expert race officers gather together from all over Italy. It is Garda's sailing tradition.

Map photo: 「garda_map2.jpg」をダウンロード
Garda Meeting NoR:「2008_garda_meeting_nor.pdf」をダウンロード


Garda_principal_race_oficerGarda_rc_boat_anchor<CONCLUSION>
1. This subject is not under RRS, but a matter of race conduct.
2. That is the best thing for you NOT to do such the conduct. No capable driver is here and there.
3. Such situations rarely exist. But the action of the signal boat and/or the line end boats must be described beforehand on the Sailing Instructions.
 

Wishing you a very happy season with good wind in your sails!

Related articles:
2012-11-29「Farewell Tuna」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/farewell-tuna.html
2012-12-05「Tunaさんを偲んで」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/tuna-611e.html
2015-01-15「Handling Leeward Gates (風下ゲートの操船)」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/handling-leewar.html

2011-07-13「 'Protect your yacht club!' leading sailor advice - Gary Jobson」 http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/protect-your-ya.html

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2017年1月30日 (月)

「規則21:免罪」事例 その2

2017-01-25付『読者からの質問と回答 「規則21:免罪の改定」』において、新RRS2017-2020の規則21(免罪)が第2章C節からD節へ移項されたことを紹介しました。
内容的になかなか難解であるため、他の例を追加しておきます。
リーズナブルな変更であることが理解でき、また、予ねてよりの懸案であった『両艇規則違反』のケースにも一定の解“が示されているのではないでしょうか。

Rule 21 (Exoneration) Change in the 2017-2020 Racing Rules of Sailing:「rule21_dave_dick_rob.pdf」をダウンロード

Rule211_1   Rule211_2 Rule211_3 Rule211_4 Rule211_5
関連記事:
2017-01-25『「規則21:免罪」事例 その1http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/21-1-3881.html
2017-01-20『
読者からの質問と回答 「規則21:免罪の改定」』http://ventoorientale.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/21-c6af.html

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